加工食品の原材料表示で良く見られる「アミノ酸等」は、人間が必要とする必須栄養素(たんぱく質のアミノ酸)と同じ名称ですが、これは化学調味料(添加物)のことです。
化学調味料は中毒性があります。食欲のコントロールを乱し、満腹中枢を狂わせて肥満に繋がる危険性があり、一度にたくさん食べてしまうと急性中毒症状として、しびれ感・熱感・頭痛・胸のむかつき・動悸などが出ます。
長期的に食べ続けた結果、考えられる健康被害は以下の通り…
・甲状腺や副腎の機能低下
・ホルモン類の分泌減少
・不妊など生殖異常
・痛風
・様々な奇形
・骨格異常
・染色体異常
・腎臓障害
・網膜異常
・脳機能の低下
・肥満の異常な進行
特に幼児に食べさせると致命的な神経毒となり、世界保健機関でも生後3カ月未満の乳児に与えることを禁止する勧告を出しています。実際に誤って化学調味料を食べた幼児の死亡事件もあるようです。
身近な調味料としてスーパーやコンビニで販売されていますが、ひと昔前はほとんどの家庭に置いてあったのではないでしょうか?
1980年代の化学調味料摂取量の調査では、国民一人当たりなんと平均で1日2.5g程も食べていたという実態。いちどに4g食べれば急性中毒症状です!
ひと昔前の事ですので、…現在の摂取量はコンビニ食や加工食も増え、むしろ上がっていると考えられます。
マスコミの筆頭スポンサーである某有名食品メーカーは、化学調味料の表示名を「化学調味料」→「うまみ調味料」→「グルタミン酸ナトリウム」→「アミノ酸等」と変更を繰り返し、分かりにくくなってしまいました。
特に、グルタミン酸ナトリウムは「グルタミン」を意味している訳ではありません。
成分名 | 中身 |
---|---|
グルタミン | アミノ酸の必須栄養素(サプリなど) |
グルタミン酸 | 昆布に含まれるうま味成分 |
グルタミン酸ナトリウム、添加物のアミノ酸等 | 副作用のある化学調味料 |
こんないいかげんな表示名が許されるでしょうか!
現代の日本に不健康な人が多いのは、明らかに生活環境のストレスによるもの…。そして、グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)と塩化ナトリウム(精製塩)ほか、世界でもダントツに多い何百種類もの食品添加物が使われている加工食品の摂取が増えていることが、大きな問題であると言えます。
私たちが日頃、何を選び、何を食べるか?そして、知らない間に身体に蓄積してしまう「化学物質」をデトックスすることを意識して生活することこそが、健康管理の近道になるのではないでしょうか。
内藤晴輔の想いをカタチにしてお届けする「はるこころ」情報
24年3月27日号