睡眠は、毎日の休息のために自然に繰り返される時間、私たち人間は人生の約3分の1を睡眠に費やしています。
私たち人間は毎日の生活に定期的な休息がなければ、活動し続けることはできません。
休むとき、私たち人間は周りの世界から切り離されますが、寝ている時も体は回復のためにしっかりと活動しています。
この睡眠ですが、重要な役割が6つもあるのです!
重要な役割1.心身の健康状態をサポート
定期的にぐっすりと休むことは、健康を維持するために重要です。
重要な役割2.免疫システムをサポート
体調が悪いと、エネルギーを消耗するので休息の量を増やす必要があります。毎日の生活の中で、睡眠不足になると風邪などのウイルスの影響を受けやすくなります。
重要な役割3.神経系をサポート
睡眠は記憶の定着、情報処理および休息中の脳と体の両方の修復に不可欠です。睡眠不足では、私たちの神経系は効果的に機能しなくなります。
重要な役割4.成長を助ける
成長ホルモンは睡眠中に出るため、子どもや若い成人は、年配の人よりも多くの睡眠・休息を必要とします。
重要な役割5.メンタルヘルスをサポート
睡眠不足は不安、幻覚を引き起こす可能性があります。一方、定期的に質の高い睡眠をとることで、精神的な健康状態が大幅に向上します。
重要な役割6.脳活動
睡眠をすることで脳が最適化され、準備が整った更新された状態で、新しい一日の準備をしてくれます。
このような重要な役割をもつ睡眠は、私たちの生活の基盤を支えてくれます。睡眠の質を高めてしっかり休息をとるためには、寝る準備から始めると良いとされています。
睡眠の質を高めるには、自律神経を整えるが先
寝付きをよくするには、まず自律神経を整えることから。6つの習慣を日々の生活に取り入れてみてください。
睡眠サイクルを一定に
できる限り同じ時間に寝る、起きるを繰り返すことが大切。
休日の夜ふかしや寝坊は自律神経の乱れにつながるので、控えましょう。
※休日の寝だめよりも、午後3時までに30分以内の昼寝をとる方が効果的とされています。
寝る1~2時間前の入浴
寝る時間に向かって体温を下げていくと寝付きが良くなるので、就寝1~2時間前に入浴して一時的に体温を上げることが効果的。
ぬるめのお湯で25~30分くらいゆっくり浸かるのがおすすめです。
熱めのお湯に浸かりたいときは、5分程度の入浴で。
好きな香りの入浴剤を使うことで、リラックス効果も〇。
寝る90分前からブルーライトをカット
睡眠前のブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制して寝付きが悪くなるので、パソコン・スマホ・テレビなどは寝る90分前から消すのが理想。
至近距離になるスマホは要注意です。
アロマの活用
香りを認識する嗅神経は、ダイレクトに脳に伝わります。
特にラベンダーの香りは鎮静作用があり、寝つきをよくする効果が期待できます。ただし、効能よりも自分の好みを優先することも大切。
寝室は真っ暗にする
寝室の明かりは消して、真っ暗がベスト!
アイマスクをしていても、皮膚が光を感じてメラトニンの分泌を抑制してしまいます。
特に子どもの場合は、小さな明かりでも着けたまま寝ると近視になるリスクが高くなるといわれている。
仰向けで寝る
仰向けは胸郭が開きやすく、全身の筋肉がリラックスする姿勢なので寝つきがよくなる。
横向きで寝ると片方の肩や腕に重力がかかり、背骨が歪む原因になるのでおすすめできませんが、睡眠時無呼吸症候群の人は、横向きで寝たほうが空気の通りがよくなる。
自律神経を整えるためには生活のリズムを整え、活動と休養のバランスを保つことが大切です。
うまく睡眠不足を解消しながら、体内リズムをコントロールして生き生きとした日々を過ごしましょう!
内藤晴輔の想いをカタチにしてお届けする「はるこころ」情報
24年3月23日号、4月8日号