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カシューナッツから考える農薬

アーモンド、クルミに次いで、世界で3番目に消費量の多い人気のカシューナッツ!日本では輸入の7割以上をインド産が占めています。

カシューナッツが生のナッツとして販売されるまでにはいくつもの工程が必要で、手間がかかる割には低賃金。過酷な労働を強いられる生産者達は、生活も不安定なのが現状です。

世界有数のカシューナッツ生産国インドでは、有機塩素系殺虫剤「エンドスルファン」の使用を開始してから…虫や家畜そして人々の健康にも影響が現れ始め、奇形児や脳性小児麻痺の子どもが生まれるようになり、ひどい皮膚病に冒される人、寝たきりになってしまう人なども現れるようになりました。

農薬の汚染によって、カシューナッツ産地の人々の生活が破壊されました。この農薬は州の高等裁判所により禁止されましたが…使用開始から何十年も経ってからのことでした。

日本でも「エンドスルファン」は、1960年~2010年まで使用されていました。使用禁止となってから数年経っても全国的に流通し川で魚が大量死したりして大きな問題にもなりました。

農薬を売って儲けたい企業…政治家の癒着…大量生産をするために農薬を使う農家…もちろん大きな問題ではありますが、生産の裏側を知らずに価格だけを見て購入する消費者それこそが一番の問題なのではないでしょうか。

内藤晴輔の想いをカタチにしてお届けする「はるこころ」情報
2024年3月17日号

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